ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)の、副作用を危惧して、お医者さんが処方しても、使わな
いという人がいるようです。この薬はそんなに恐ろしいものなのでしょうか。
怖いのはステロイド剤そのものではなく、薬の使い方を誤ってしまうことにあります。心がけな
ければいけないのはお医者さんの指導を受けて、正しい使い方をすることです。
ステロイド剤には、内服薬と塗り薬がありますが、現在の治療では塗り薬が処方されることが
多いようです。ステロイド剤には薬効の強いもの、弱いものなど、たくさん種類があります。
お医者さんは、症状をよくみて最も適切と思われる薬を処方してくれます。もちろん、副作用が
現れないように、処方に気を配ったり、また使い方を患者に説明してくれます。ちょっと良くなっ たからといって、勝手に薬をやめるのはよくありません。再び、悪化をするケースもあります。逆 に、薬を使えば使うほど良くなるものではありません。
お医者さんの指示を守りましょう。
治療では、ステロイド外用薬が基本になります。お医者さんの指示を守ってきちんと薬を塗るこ
とで、症状をコントロールすることができるのです。
副作用を心配して、お医者さんが処方しても使わない患者さんがいますが、これは誤
解です。確かにこの薬には副作用がありますが、それは、かなり強い薬を一日10g以上、数ヵ 月間塗り続けた場合です。ふつうはこのようなケースはまずありえません。
被害を訴える人のほとんどは、病院にいかずに、自己判断で市販のステロイド薬を大量に使
ったり、「ステロイドが悪い」という情報に惑わされて、突然、薬をやめてしまったことによる症 状悪化によるものです。
このようなことにならないためにも、指示された部位や回数などの使用法をきちんと守り、定
期的に通院してお医者さんの指示を受けてください。薬には弱いものから強いものまでさまざ まなランクがあり、これを上手に使い分けることで、効果が出てきます。
なお、「副作用に対する疑問」や「薬を使ってもよくならない」などの疑問点がある場合は、お
医者さんに相談するとよいでしょう。
|